本づくりには、満足度の高い仕上がりにするためのポイントがいくつかあります。
ご自身の作品を作る際に、ぜひご活用下さい。


●繰り返し推敲を重ねましょう
原稿は、書き上がってから何度も読み返し、もうこれ以上手を加えようがない、というくらいに仕上げます。 最低一度は音読し、全体の流れ・構成・語句や表記の矛盾や不統一・文章の流れ・句読点のバランスなどをチェックしておきましょう。印刷会社に発注後、校正段階に入ってから推敲を始めてしまうと、編集料金がかさみ、肝心の校正に気が回らず精度の低い仕上がりになってしまいます。 原稿の間違いに関する修正は極力少なくてすむよう、推敲段階でくれぐれも十分なチェックを行いましょう。


●わかりやすい原稿に仕上げましょう
原稿を書く際には、うまくなくても丁寧な楷書で書くようにして下さい。極端な略字・旧字・くせのある字は誤読のもとです。どうしても読めない字に関しては、黒ベタ(■)などの伏せ字を入れて校正が出されますが、推測によって入力されてしまうと間違いに気づきにくく危険です。校正に大きな労力がかかりますし、あまりに伏せ字が多いと校正回数が増える原因となり、結果として経費に影響してしまいます。 手書きが不安な方は、ワードなどのテキストデータでの入稿がおすすめです。


●流通についての希望を明確にしましょう
最近では私家版・寄贈本としてだけでなく、自費出版であっても書店流通を希望される方、 インターネットでの紹介を希望される方など、流通についても様々な考えの方がいらっしゃいます。 例えば、書店流通や取り寄せを可能にしようと思うならISBNコードをつけておく必要がありますし、書店との委託販売契約が必要になる場合があります。 発注の際には、流通の希望も明確にするようにしましょう。


●概算見積もりと価格の変動
概算見積もりは、仕様に対するご希望をお聞きし、原稿を拝見して原稿量からページ数を導き出すという方法で算出されます。また逆に、おおまかな予算をお伺いし、それに応じた仕様・ページ数を導き出す場合があります。この場合はそのページ数におさめるために原稿を割愛したり、バランスをとって体裁を組むようにします。ただし、概算見積もりはあくまでも概算。仕様の変更・ページ数の変動 ・著者都合による作業量の増加などで価格が変わってきます。いずれの場合も事前に説明があるかと思いますので、疑問に思う点は必ず質問して、行き違いのないようにしましょう。


●精度があがる校正のコツ
一度にすべての問題を発見しようとせず、ポイントを絞って、複数回見直すやり方が有効です。一回目は原稿通りであるか。二回目は、誤字脱字がなかったか。三回目は表記の不統一や不自然な点がなかったか。という風に、見方を変えて見直し、最後にもう一度、自分が入れた朱を含め、まとめて見直します。
また、自分の目だけで校正するよりも、全くの他者が新たな視点で校正をすることで、校正の精度をあげることができます。 (第三者校正)